実機へのXcodeビルドが失敗したときに振り返ること
失敗は突如として起こる…
iOSのビルドが通らない、実機がつながらないなどにぶち当たり、一日潰してしまった…などということはないでしょうか? 残念ながら、わたしは多々あります…
起きるタイミングは?
コードが影響であれば、gitで切り戻したり、差分をstashすることで変更前を試せます。 それ以外では傾向として、Xcode・OSX(Mac)・iOSなどのアップデートをトリガーにすることが多いかと思います。
Xcodeに関しては開発作業前の対応が多く、OSXについてもXcodeとセットでの更新なので気づきやすいです。 ですが、iOSアップデートについては完全に意識から抜けていることが多いので、注意が必要!
iPhoneが認識されない?
デバイスが待てど暮らせど出ないと、ケーブルの断線など疑ってしまいがちです… ケーブルを2本も用意しておけば、この手の懸念はすぐに払拭できます。
さらにiPhoneのロック解除をしてみましょう。
- PCを信頼するか否か、ダイアログが出ている場合があります…
- 信頼するを選択すると出てきます。
Signingに関わるところは?
Signingの警告が消えないときがしばしばあります。 証明書にまつわる事象ですが、ローカルだけでなくApple Developerサイト側で対応が必要なケースがあるので注意が必要です。
- Certificatesの有効期限が切れていないか?
- Certificatesを参照可能なチームからはずれていないか?
- Devicesに実機のUDIDが登録されているか?
- ProfilesのDevicesにチェックは入っているか?
ローカル側でも設定を引けない原因となる可能性があります。
- Preferences > Accounts にAppleIDが登録されているか?
- KeychainにCertificatesファイルは登録されているか?
最近引っかかったのですが、Targetが複数あるプロジェクトだとビルド対象以外のTargetでSigningの警告がでていてもビルドできないケースがありました。
- すべてのTargetのSIgningが通っているか?
今後もこちらに知見を積んで行こうと思います。